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小学校受験と母親の出産が重なった時のお受験対策の方法

お子様の将来を考えるとともに、各御家庭の望む形があるのは当然です。
その際に、下の子を妊娠した状態で上の子の小学校受験の対策を
しなければならない事もあります。

まだまだ幼い上の子のお世話だけでも大変なのに、
ご自身の妊娠によって、体をいたわらねばならない状況、
そこに加えて「お受験」となると、
母親としては気が遠くなる作業かもしれません。

 

最近は晩婚化がすすみ、女性の出産年齢も高くなる一方と言われています。
願わくば、結婚してすぐ1人目を妊娠し、あまり間隔をあけずに2人目、
3人目…とお考えの方は多いと感じます。

 

わざわざ、上の子供の小学校受験を見据えて妊娠時期をずらしたり、
経済的なことを考えたうえで、
高校入学と大学受験が重ならないように考えられる方もいらっしゃると聞きます。

しかし、そんな風に…思い通りにならないのが
神秘的な所でもありますし、宿った命を大切にしながら上の子供の
より良い未来を考えましょう。

妊娠中の乗り切り方

 

まず、ご自身の体調を第1に考えましょう。
「私の事を置いておいて、上の子供に精一杯のことをしてあげたい…」

お気持ちはわかります。
でも、“ 上の子供に精一杯のこと ”とは何でしょうか。

母親が毎日変わらず、自分に目を向けていることです。それだけです。

兄弟ができる事の素晴らしさは何でしょうか?
有無を言わさぬ状態で、上の子が自立する事だと思います。
そして、相手の状態を見て、思いやることができる事だと思います。

母親は、上の子供に甘えましょう。
幼いながらも最大の母親の味方です。

逆に言えば、“ 上の子供に精一杯のこと ”は、
些細なことまで手伝う事ではないハズです。

幼い子供を信じて、任せて、頼ってみましょう。
最後に抱きしめて、感謝の気持ちを伝えるだけで十分だと感じます。

そこで培われる「子供の自立」こそ、最高の受験対策だと思いませんか?

タイムスケジュールは余裕をもって

 

とはいえ、妊娠中はしんどいものです。
つわりや食欲、眠気、イライラは個人差があると言われています。
1人目の出産とは勝手が違うかもれません。

まず、自分の体調を大雑把に把握しましょう。

比較的、調子のいいのは午前中ですか?午後ですか?
調子のいい時に、運筆や記述試験対策など、
子供の横について勉強をすることにして、
調子の悪い時は横になったまま、子供とお話ししてください。

子供に話をさせると、子供の特徴が見えてきます。
「ハナちゃんね、あのね、ママのね…」
(自分のことを○○ちゃんと言う、「ね」が多い)

「ハナちゃんが来るからママは待って」
(「行く」と「来る」の使い方がおかしい)

「このお菓子、ハナちゃんがママにくれるね」
(「あげる」「くれる」のつかいかたがおかしい)

など

この時に、子供が間違っていても聞き流さないで、
さらっと修正してください。

 

一緒に行動する際には、

「ママ、お荷物が重くて手が痛いなあ」
「ママ、ゆっくりしか歩けないから、走らないでほしいなあ」

全て言葉にします。子供はママが大好きです。
言えば、一旦は、分かります。

母親が眠気でどうしようもない時は
「ちょっと、あっちに行ってて」と言うのはやめましょう。

「時計を見て。長い針が6の所まで(シールを貼ってもいいです)
静かに一人で遊んでほしいの」など、
子供に、“いつまでママを待てばいいのか”を分かるようにして、
しっかりとご自身の時間を確保してください。

母親の笑顔につながります。

 

そして、受験までのタイムスケジュールは余裕をもって立ててください。
ご自身の病院のスケジュールも考えながら立ててください。
さらに、家族に応援をお願いしましょう。

言葉は悪いですが、母親は、家庭内の「社長」になりましょう。
協力してくれる人に、指示を出します。企業内でよく使われるPDCAです。

 

P(プラン):受験日までの細かい計画を立てる。

D(ドゥー):誰が、いつまでにその計画を実行するのか(母親の関与は何割?)

C(チェック):実行した計画の成果はどうか。今後の課題は何か。

A(アクション):改善策として、次に何をするのか。プロに依頼するか等

 

母親を指示系統のトップとして、全体でチームのように地道な努力をします。
母親は子供と寝そべりながら出来る内容を担当すればよいのです。

是非、心穏やかにPDCAKを繰り返してください。

ん?
Kが加わっていますね?!
「感謝」です。
笑顔で過ごしましょう!!