お受験面接

お受験面接対策。メイクの力で好印象に。NGメイクには気を付けて。

子供が同学年で並べられるのに対し、母親は年齢もバラバラ。
20代のママもいれば40代のママもいるはずです。

そんな中、他のママに合わせて、私も同じ感じで…と考えていると、
なんだか自分だけ違和感…なんてこともあります。

 

私は「お受験先生」として様々な御家庭の小学校受験に携わってきました。
子供には日々指導を行って、受験日に間に合うように大切な時間を
お預かりしています。時に厳しく、時に抱きしめながら、
幼い子供たちと勉強しています。

 

一方、母親はというと、子供のこと家庭のこと、
お仕事をされていらっしゃるかたは仕事との両立、
小さな御兄弟がいらっしゃればそのお世話…と、大変お忙しくお過ごしです。

 

お受験ママが簡単に、自分に合った「お受験メイク」ができたら、
それだけで時間と心に余裕ができるのではないでしょうか。

どんなメイクをして雰囲気づくりをすれば、好感が持てるのか。

「お受験メイク」を中心に、当日までの自己プロデュースを
3つのステップでお伝えしたいと思います。

 

ステップ1 自分に似合うベーシックなお化粧を。

 

聡明で、穏やかで、明るく、協調性のある母親…
面接官にはこのような印象を与えたいものです。

血色が悪かったりすると、面接官に「この先6年間、大丈夫かな?」と
思われてしまいます。

決して目立つ必要はありませんし、派手である必要もありませんが、
好印象と安心感を持ってもらうためにメイクの力を最大限利用しましょう。

 

自分に合ったファンデーションを選びましょう。

 

 

肌の色は個人個人で微妙に違います。黄色っぽい方、赤っぽい方、
日焼けの具合、シミやニキビ跡の状態…。

一度、自分に合ったファンデーションをプロの方に選んでもらうのも
よい方法です。

その時には、実際に面接できるスーツをご持参ください。
スーツの色味とメイクの仕上がりのバランスも確認しましょう。

 

チークは必ず使いましょう

 

元気な肌色のために、ファンデーション選びと一緒にチークを考えましょう。

やさしいイメージになるように、頬の高い位置に○を描くように
薄くつけるのがお勧めです。
付け過ぎは禁物です。

ピンク系のチークが肌色に合うのか、オレンジ系のチークが良いのか、
プロの目で見て、意見を参考にする方法が最も簡単です。

「面接に行くときのメイクなので、派手なメイクや、幼く見えるメイク
ではなくて、落ち着いた母親のメイクがしたい」と、
目的を伝えると良いと思います。



 

眉を描く際は、眉尻をすっきりと描きましょう。

 

 

肌の色が整ったらお顔のパーツをメイクしますが、
眉を書く時は特に、注意しましょう。

眉頭は濃くなり過ぎないように。神経質そうに見えてしまいます。

お受験メイクでは、ナチュラルなアーチ型が良いと思います。
ご自身の髪色に合ったカラーを選ぶことも大切です。

 

口紅は、控えめな色味を選びましょう。

 

 

控えめな色味を選んだ方がいいのですが、
あまりにも肌の色に近すぎる色は逆にカジュアルになりすぎます。

肌の色を美しく見せてくれる程度の色味が必要です。
普段使っている口紅の色を見直して、スーツに合うかチェックしましょう。

 

ステップ2 NGメイクに気をつけましょう

 

大切なお子様のお受験面接ですから、
親として足を引っ張ってしまうことのないよう、
NGメイクに気をつけましょう。

カラコンやつけまつげ、アイラインなどのやりすぎに注意。

 

最近はカラコン(カラーコンタクト)が流行っていますが、
スーツを着た自分に合っているか確認してください。

お使いになるのであれば、控えめな黒のカラコン程度で。
「ハーフかな」と感じるような状態だと、目を見て話をしている際に気になります。

 

つけまつげも、しなくていいです。
不自然に、目ぢからが強すぎると派手で、お遊びの延長のように感じます。
あくまで、目元のメイクは「元気に見える」程度で十分です。

 

同じく、アイラインも睫毛の間を埋める程度なら良いですが、
眼を大きく見せる為に、新たにラインを作り出さないでください。

 

面接官は小学校の先生です。
女性教師が卒業式や入学式でしているメイク以上のことをしてしまうと、
なじまないのです。

やり過ぎに注意しましょう。



 

面接のときと同じ条件の元でメイクを確認してみる。

 

面接会場がどの様な部屋か、当日になってからしかわからないにしろ
多分…蛍光灯の下で、そこそこの明るさの部屋でしょう。

蛍光灯は青みがかった光を放ちます。事前にメイクを確認する際には、
蛍光灯の薄暗い部屋でどのように映るか意識しながら確認されると良いと思います。

 

ステップ3 子供とのバランスをみましょう。

 

 

ステップを踏みながらご自身が完璧に面接モードに対応可能になったとして、
やはり主役はお子様です。

出来上がった自分自身と我が子を並べてください。

私の経験では、母親が完璧に仕上がっているのに対し、
お子様が本質的にのんびり屋さんの方がいらっしゃいました。

何だかちぐはぐです。

お互いがお互いのいい所を殺し合っている…とまでは言いませんが、
お母様はさらに完璧主義の厳しい方に見え、
お子様はさらにのんびり頼りない様子に見えました。

そして、お母様の熱意が空回りしてしまっている・・という印象を持ちました。

 

面接官が子供を見て、次に母親の印象を見て

「ああ、この子の明るさは、このお母様の教育にあるのか。
この御家庭は明るいんだろうな、御家庭がチームとしてまとまっているな。」

などと、感じると成功だと思います。

 

面接官は1つの家庭の方向性を観察していると思います。
明るい家庭、穏やかな家庭、落ち着いている家庭…

それぞれの家庭の色は違って当然です。ただし、バラバラでは滑稽です。

家族でイメージを合わせるようにすることを心がけましょう。

 

 

 

 

 

いつも通り、と思っていても面接の日が近づいてくると、
普段考えないようなことを考えたり、周囲が良いというものを
試したくなったりしてしまうかもしれません。

 

どうか、迷わないで心に余裕を持ってください。

事前にこつこつと準備を整えましょう。

面接当日と同じメイク、同じ服装を着て、
お子様にも面接と同じ服装を着せて、
何度かシミュレーションしておくと安心です。

 

 

また、お受験は家族でチーム一丸となれる時間です。
家族が1つになって「我が家の方向性」を明確に持ってください。
ちぐはぐにならないように。

子供は大きくなり、いずれ巣立っていきます。今を大切に。

 

お受験がうまくいきますこと、
お受験を通してご家庭がさらにステップアップされることを応援させていただいています。